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CH030-003
わたしが市会議員になったら
著者/井﨑敦子 出版社/編集グループSURE サイズ/128ページ 19*12cm 発行(年月)/2022年12月
販売価格 ¥ 2,200(本体 ¥2,000)
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「あ、ほんまやな」って気づく人 それは女性たちが多い
地方参政権というものについて、なんでも一から話してみた。その議席、なにか、役に立つんですか? 環境、子育て、老後のこと、物価高、地域の暮らしやすさは大事と思う。……でも、議会でそれを変えられるのか? 議会は多数決でしょう? 「無所属市民派」に何ができるの? 井﨑敦子さんは、介護のお仕事などに携わっておられる50代の京都市民。 3年前、京都市の市会議員選挙に「無所属市民派」として左京区で立候補、落選した人です。そのさいの得票数は2989。定数8のところに、15人が立候補。井崎さんは、12位。でも、いまも懲りずに、「市政へのチャレンジ」を考えている、と耳にしました。 それを聞いて、ふと思ったのですが、そもそも「市会議員」って、どんな役割があるんでしょうか? 京都市でいえば、議員は全体で67人。そのなかに「無所属市民派」1人だけが当選したところで、ほかの大半の議員が政党に所属する現状では、無力なのでは? 質問時間さえ、確保が難しいのでは? と疑問が湧きます。 国政選挙でも、首長選挙でもなく、市会議員選挙。これに当選するのは、たいへんなんでしょ? それでいて、市会議員は、「たいして権限のない」ポストのように見えます。市民には選挙権とともに被選挙権もある、ということは学校で習います。でも、現実には、ほとんどの者が、被選挙権については生涯に一度も行使しない。 ところが、なんで、井﨑さんは、わざわざ、「市会議員になりたい」と考えたの? と、尋ねてみたい気持ちになりました。ふだんはあまり考えることもない「地方自治」とか、地域に根ざす「民主主義」といったことも、ひょっとしたら、これを糸口に、もっと知れるところがあるかも、と感じたからです。 といっても、私たち自身が、「選挙」なんて、まったくのシロウトです。だから、井﨑さんを囲む席には、同じく過去に京都市会議員選挙に「無所属市民派」で立候補(そして、落選)の経験をお持ちの高橋幸子さん(エッセイスト、もと「はなかみ通信」発行人)に加わっていただきました。環境社会評論家の中尾ハジメさんにも。 要は、私たち自身のための地方参政権入門の書、みたいなものを作ってみたかったのです。 <目次より> 政治ってそんなに大事ですか? 無所属、たった一人でなにができる? はじめの動機 自分たちのことを、自分たちで決めるために 高橋幸子さんの選挙 一九九一年 選挙のお金のつかい方 市民とともに動く議員が必要! 「名前」が商品の世界で 選挙が風土にあっていない? 京都の赤字財政 表現の場としての「立候補」 「党」に属さないことの意味 同世代の女性たちといっしょに歳もとっていく - - - - - - - - - - - - - - - - <関連書籍:編集グループSUREの本> 『日本の地下水』 『内陸のくじら』 『社会と自分のあいだの難関』
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