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CH030-004
日本の地下水
著者/鶴見俊輔 出版社/編集グループSURE サイズ/352ページ 19*13cm 発行(年月)/2022年5月
販売価格 ¥ 2,860(本体 ¥2,600)
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本のうけわたしをしている人が
日本社会の脈動を支える「ちいさなメディア」。雑誌「思想の科学」誌上で21年間にわたって続けた連載批評、初の集成。知恵と勇気を取り戻せる批評集。 2015年に満93歳で逝去された哲学者・鶴見俊輔さん(1922-2015)は、今年6月、生誕100年を迎えます。敗戦後まもなく23歳で雑誌「思想の科学」を創刊した鶴見さんは、以来50年間にわたって同誌の編集の中心を担いつづけました。この雑誌の特徴のひとつに、東京中心のジャーナリズムとは違って、各地の暮らしの底流をなす思潮を汲み上げ、そこからの議論を形成していこうという姿勢がありました。その旗印とされていたのが、1960年から21年間にわたって同誌上で複数の筆者によってリレーして続けられる、さまざまな地域のサークル雑誌評「日本の地下水」でした。 60年安保前夜から、高度経済成長期、オイルショックを経て、「階層消費」型社会の完成期にいたるまで──。「日本の地下水」の連続批評は、こういった社会変遷の底流に目を向けて、もう一つの現代史をつづっていきました。 本書、鶴見俊輔『日本の地下水──ちいさなメディアから』は、この長期連載のなかから、鶴見さんが執筆したもの全てを、初めて集成したものです。ここには、鶴見さんの特質である多元的な視野の広さ、そして、踏み込みの鋭さが、いかんなく発揮されています。21世紀を生きる私たちにとって、見失われがちな知恵と勇気を取り戻させてくれる批評集です。 - - - - - - - - - - - - - - - - <関連書籍:編集グループSUREの本> 『わたしが市会議員になったら』 『内陸のくじら』 『社会と自分のあいだの難関』
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