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独り居の日記 新装版

9784622085584

独り居の日記 新装版

著者/メイ・サートン
訳者/武田尚子
出版社/みすず書房
サイズ/280ページ 19*13m
発行(年月)/2016年9月

販売価格 ¥ 3,672(本体 ¥3,400)

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私には考える時間がある。

 今日はここ何週間かぶりの”ネルソン日”である。
 私が家にこもり、机に向かって穏やかに仕事ができ、
 約束が立ちはだかってもいない日。
 仕事のあとは休息をし、午後には庭仕事のできる日。
 いま一度、家と私は独りになった。

詩人・小説家、メイ・サートン。失意の底にあった彼女は、未知らぬ片田舎へ引っ越した。世間の思惑を忘れ、ひたすら自分の内部を見つめ、新たな出発をしようと。五十八歳のサートン、一年間の記録である。

ニューイングランドの自然の中で紡ぐ、日々の暮らし。大切な友人たちとの交流、詩作、読書、庭仕事・・・。若くもなく、家族も社会的地位も持たない女性が、独りで居ること。そして老いていくこと。サートンは、恐れや悲しみ、喪失、怒りの爆発についても、正直に自分を見つめ続けた。

 私の中にある獰猛なまでの緊張感は、適当なチャンネルを得ると、
 仕事のための良い緊張を生み出してくれる。
 だがそのバランスが失われると、私は破壊的になる。
 その良い緊張を分け出すこと、
 スープが煮こぼれないうちに火を小さくすること、
 それが今の私の課題である。

孤独を見つめるサートン。その精神のたたずまいは、時代を越えて読む者のこころを打つ。

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