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書籍

弱さの思想

9784272430963

弱さの思想

著者/高橋源一郎 / 辻信一
出版社/大月書店
サイズ/208ページ 19*13.5cm
発行(年月)/2014年2月

販売価格 ¥ 1,760(本体 ¥1,600)

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弱くある知恵

 島に住んでる人たちはみんな、
 「弱者」だということはすぐにわかりました。
 この国は、若くて、働けて、元気があって、
 家族を持ってる人たちを良しとしてきた。
 でも祝島には、老人で、
 しかも一人暮らしの人ばかりです。
 都会では、そういう人を放っておくか
 施設に入れるけど、島では、
 老人たちが集まってしゃべったり、
 病気になったらだれかが手伝いに来てくれる。
 島民は意識しないうちに、降りていく社会の
 きれいな終わり方はこうだよ、という暮らし方をしている。


「弱さ」を中心に据えた町やコミュニティをフィールドワークし、考察を深めていくと、全く新しい共同体のあり方が浮かび上がり、今を生きる思想としての「弱さ」が形づくられていく。作家・高橋源一郎と、文化人類学者・辻信一。2人が体験を通し、「弱さ」について真摯に語り合う。


<目次より>
第一章 ぼくたちが「弱さ」に行きつくまで
第二章 ポスト三・一一 ~ 「弱さ」のフィールドワーク
第三章 「弱さ」の思想を育てよう

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<関連書籍>
『「雑」の思想』
『「あいだ」の思想』
『君あり、故に我あり』 

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