国籍と遺書、兄への手紙【再入荷次第発送】
著者/安田菜津紀
2,090 円(税込)
フォトジャーナリスト安田菜津紀がつづる、自身のルーツをめぐる物語。父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に、著者のアイデンティティは大きく揺れ動く。自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう――。
国籍と遺書、兄への手紙【再入荷次第発送】
著者/安田菜津紀
2,090 円(税込)
フォトジャーナリスト安田菜津紀がつづる、自身のルーツをめぐる物語。父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に、著者のアイデンティティは大きく揺れ動く。自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう――。
川滝少年のスケッチブック
著者/小手鞠るい、川瀧喜正
1,540 円(税込)
おじいちゃんの絵日記で読む「戦争」と「昭和の生活」。91歳が生き抜いてきた戦争の記憶と記録が漫画でつぶさに表現されている当時のスケッチブックと、その内容から創作された祖父と孫の物語。戦前戦中戦後、60頁の絵日記を掲載し、戦争だけでなく昭和の懐かしい風俗も味わうことができる資料としても貴重な一冊。
ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた
著者/斎藤幸平
1,650 円(税込)
うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。(「学び、変わる 未来のために あとがきに代えて」より) 理不尽に立ち向かう人、困っている人、明日の世界のために奮闘する人――統計やデータからは見えない、現場の「声」から未来を考える。
わたしを忘れないで
著者/アリックス・ガラン
2,200 円(税込)
「母の最期のことばはね…… "私のかわりに海を抱きしめなさい"」 記憶の戻ったばーばは、そう言った。認知症の祖母を施設から連れだしたクレマンスは、ある場所をめざして旅に出る。愛おしい記憶、願望と喪失、性、老い、母と娘……。疾走の果てに探しあてたものは──。鮮烈なロードムービーのような一作。ベルギーで数々の賞を受賞した、フルカラーのグラフィックノベル。
石牟礼道子と〈古典〉の水脈 他者の声が響く
著者/野田研一、後藤隆基、山田悠介(編)
3,080 円(税込)
不知火海とともに生きた詩人・作家、石牟礼道子(1927~2018)。『苦海浄土』をはじめとする彼女の作品に、浄瑠璃、説経節、近代以前の地誌や紀行文など、広く〈古典〉と呼びうるジャンルやテクストからの影響や引用が認められることはつとに知られている。しかしながら、その実態はいまだ明らかにされていない。
さみしさは彼方
著者/奥田直美、奥田順平
2,200 円(税込)
南九州ではサツマイモをカライモと呼ぶ。水俣、石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋を開いたふたりは、それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉によって自身に降り、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、石牟礼道子旧宅移転に臨む勇気。生きることへのほんとうに向かう随想集。
MINAMATA
著者/W. ユージン・スミス、アイリーン・美緒子・スミス(文・写真)
4,400 円(税込)
自ら体験した「真実」を追い求め、ドキュメンタリー写真を芸術の域にまで高めた伝説の写真家W. ユージン・スミス。1975年に米国で刊行された写真集『MINAMATA』は、写真史上最も偉大なフォト・ジャーナリストの代表作であり、最後の仕事として知られています。
マリアさま
著者/いしいしんじ
1,650 円(税込)
いしいしんじ、3年ぶりの小説集『マリアさま』。2000年~2018年に様々な媒体で書きためられた短篇・掌篇より、「新生」をテーマに全27篇を収録。物語の力、物語を読む時間を大切に思える一冊。
痛みを希望に変えるコミュニティデザイン
著者/紫牟田伸子、森合音
1,980 円(税込)
病院という本来、痛みが多い空間を温かい場所に変えるためには。問題点を「痛み」、改善策を「希望」と捉え、周囲を巻き込みながら持続可能なあたたかい場を生成する。ホスピタルアートディレクターを置いた病院「四国こどもとおとなの医療センター」のエンパシーと創造性に溢れた取り組みを紹介する。新しいコミュニティ作りの軌跡。
日本最後のシャーマンたち
著者/ミュリエル・ジョリヴェ
2,420 円(税込)
東北、沖縄、北海道、そして東京――。ベルギー生まれの日本学者がさまざまな文化的背景を背負うシャーマンを訪ね歩き、肉声を多数採録した貴重なドキュメント。
鬼と日本人の歴史
著者/小山聡子
902 円(税込)
絵本などでいまでも親しまれている「鬼」。古代では畏怖の対象だったが、次第に都合が悪いものを表す存在となった。その歴史から日本人の心の有様を読みとく。
隣人のあなた
著者/安田菜津紀
638 円(税込)
日本は「事実上、移民社会」と言われながら、安全・安心のうちに生きることができる条件を保障できていない――。入管での理不尽な死、技能実習生の過酷な孤立出産、外国人へのヘイトと監視の目……。シリアで、ウクライナで、世界各国で。国内外で苦境にある人々を見つめてきたジャーナリストの最新報告。
日本に住んでる世界のひと
著者/金井真紀
1,760 円(税込)
上野公園のチェリスト、カリブ海から来た語学の達人、ジェノサイドを経験した国の大使…。日本で暮らしている外国人18組20人にのんびりじっくり話を聞いた。いろんな国から来た、隣人たちの生活物語。
ヘイトをとめるレッスン
著者/ホン・ソンス
2,420 円(税込)
韓国でヘイト問題の研究者として、また差別禁止法制定を目指す活動家として奔走するホン・ソンスの著作を完全日本語訳。
戦争は女の顔をしていない
著者/スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
1,540 円(税込)
ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。