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アルテリ 十四号

CH014-00

アルテリ 十四号

著者/田尻久子(責任編集)
出版社/アルテリ編集室
サイズ/154ページ 21*14.5cm
発行(年月)/2022年8月

販売価格 ¥ 1,100(本体 ¥1,000)

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願うことは無駄で、人を殺していい正義というのが世の中にはあるのだろうか

熊本発の文芸誌「アルテリ」十四号。森崎和江と石牟礼道子の交流、渡辺京二と坂口恭平の対談ほか、もれなくアルテリらしい読み物が揃いました。


「ここ二、三年は疫病もあって誰にも辛いことが多かった。こういうことぜんぶに対して気弱になる。徒労感に見舞われる。希望はあるが決して大きなものではない。つい憂鬱という言葉を使いたくなる。そこで深呼吸をして半歩でも前へ出ようとしてみる。そうしなければ何も始まらないから。」(悶え神のような憂鬱 池澤夏樹 より)


「私にとっての原詩とは復活そのものでなければなりません。女たちの復活です。キリストの復活から語られる西洋は私にはそもそもからカタワにおもわれます。マリヤが復活すれば(した方が)、よかったのです。その方がより高度な個人主義になれたでしょうに。」(日録④ 石牟礼道子 より)


「世界の見え方が違う相手に、こちらとしては当然のことを説明するのは、驚くほど困難だ。それが、少し考えたら分かるようなことであればあるほど、説明すること自体があまりに馬鹿々々しく思えて、込み上げてくる感情を処理できなくなることがある。」(原告意見陳述要旨と、世界の見え方の話 ゆうた より)


<目次より>
道子さんへ   森崎和江
悶え神のような憂鬱   池澤夏樹
自爆のような復活<日録④解説>   町田康
日録④   石牟礼道子
ファミリー・ビジネス   川野太郎
2人の時間   浪床敬子
アルテリ対談   渡辺京二×坂口恭平
日記抄③   渡辺京二
空き地   吉本由美
ふう   磯あけみ
願う   田尻久子
原告意見陳述要旨と、世界の見え方の話   ゆうた


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<関連書籍>
『アルテリ 六号』 
『アルテリ 七号』 
『アルテリ 八号』
『アルテリ 九号』
『アルテリ 十号』
『アルテリ 十一号』
『アルテリ 十二号』
『アルテリ 十三号』

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