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書籍

神谷美恵子 島の診療記録から

9784582531626

神谷美恵子 島の診療記録から

著者/神谷美恵子
出版社/平凡社
サイズ/224ページ 18*11cm
発行(年月)/2017年8月

販売価格 ¥ 1,540(本体 ¥1,400)

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人生を生きる意味

ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子さん。瀬戸内、国立療養所長嶋愛生園での経験、自らの幼少期の体験や子育てを通じてつむぎ出されることばの、なんとたおやかであることか。

科学と文学、ふたつの世界を横断する知性を持つ科学者・作家の作品を集め、一作家を一冊で紹介するSTANDARD BOOKSシリーズに新たに加わった本書。ひとは何のため、だれのために生きるのかを、あたたかな眼差しで問いかける。生きることに迷った時、疲れた時、何度も読み返したい珠玉の随想集。


  十年以上も或るしごとをやっていると、
  その仕事は逆にそれをやる人間をつくり変えて行くものらしい。


  美しいものに感動する心、
  目に見えるものへの畏敬の思い、
  人びととむつみあうよろこび、
  未知のものへの好奇心とおどろきの念・・・
  こうした心のはたらきが幼いときからつちかわれていれば、
  どんな世の中になっても、
  どんなに貧しく苦しい思いをしても、
  人は心にゆたかさとよろこびをもって生きて行ける。


  人間の品位というものは、
  要するに、その時に置かれた社会的立場よりも、
  自己のよって立つ内なるものをしっかり持っている人に
  おのずから備わるものなのだろう


<目次より>
ひととしごと
島の診療記録から
万霊山にて
患者さんと死と
使命感について

自我と人間の生きがい・・・臨床の場における自殺
いのちのよろこび
与える人と与えられる人と
医師が患者になるとき
初夢

育児日記を繰って
交友について
野の草のごとく
子どもに期待するもの
なぐさめの言葉
老人と、人生を生きる意味

「存在」の重み・・・わが思索 わが風土
想像力を育てるもの
父(前田多門)の人間像
『新渡戸稲造全集』・・・生命の根源たるもの
愛に生きた人
心に残る人びと
美しい老いと死
山の稜線
バッハの力

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<関連書籍>
『重森三玲 庭を見る心得』
『松田道雄 子どものものさし』
『野尻抱影 星は周る』
『今西錦司 生物レベルでの思考』
『牧野富太郎 なぜ花は匂うか』

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