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小さな声|書籍

  • 不肖の娘でも

    不肖の娘でも

    著者/井川直子

    2,200 円(税込)

      「母の話を書きました。
      秋田で暮らす母は、九年前に認知症と診断されています。
      私は東京で自分の家族と仕事を持ち、介護はしておりません。
      母に対してうしろめたさのある、不肖の娘です。」

  • 馬語手帖

    馬語手帖

    作/河田桟

    1,320 円(税込)

    ウマがどんなふうに話すか、知っていますか? 鼻をブルルルッと鳴らしたり、ヒヒーンといなないたり。そう、それもたしかに彼らの言葉です。でもたぶん、声を使うのは全体の5%ぐらい。ウマの会話の中心は体を使ったボディランゲージです。耳やしっぽを動かしたり、体全体で動いたりしながら、ウマはいつも仲間同士でいろいろな会話をしています。

  • はしっこに、馬といる

    はしっこに、馬といる

    作/河田桟

    1,870 円(税込)

    『馬語手帖』の続編は、「ウマとヒトのコミュニケーション」についての本、であることはたしかなのですが、これまでの「ヒトとウマの常識」からは、だいぶかけ離れているかもしれません。身体的に力がなかったり、ウマに対して強く接することが苦手だったり、という、ある意味では「弱い」部分を持ったヒトが、ウマとコミュニケーションを取るためにはどうしたらよいかを考えていく本、と言ったらいいでしょうか。

  • 苦海浄土

    苦海浄土

    著者/石牟礼道子

    4,510 円(税込)

    「天のくれらす魚」あふれる海が、豊かに人々を育んでいた幸福の地。しかしその地は、そして、自然や人間は、海に排出された汚染物質によって破壊し尽くされた・・・。

    水俣を故郷として育ち、惨状を目の当たりにした著者・石牟礼道子は、中毒患者たちの苦しみや怒りを自らのものと預かり、「誰よりも自分自身に語り聞かせる、浄瑠璃のごときもの」として、傑出した文学作品に結晶させた。

  • 椿の海の記

    椿の海の記

    著者/石牟礼道子

    935 円(税込)

    『苦海浄土』の著者・石牟礼道子の最高傑作。精神を病んだ盲目の祖母に寄り添い、ふるさと水俣の美しい自然と、こころよき人々に囲まれた幼時の記憶。

    山に成るものは、山のあのひとたちのもんじゃけん、
    もらいにいたても、慾々とこさぎとってしもうてはならん。
    カラス女の、兎女の、狐女のちゅうひとたちのもんじゃるけん、
    ひかえて、もろうて来

  • みな、やっとの思いで坂をのぼる

    みな、やっとの思いで坂をのぼる

    著者/永野三智

    1,980 円(税込)

    不知火海を見下ろす丘の上に、水俣病センター相思社はある。2004年の水俣病関西訴訟の勝訴にともない、「自分も水俣病ではないか」との不安を抱える数千の人たちが、いまも患者相談に訪れる。故・石牟礼道子はこの場所を、「じゃかなしゃば(もうひとつの世)」と呼んだ。

  • チッソは私であった

    チッソは私であった

    著者/緒方正人

    1,210 円(税込)

    水俣病を引き起こした行政や企業=チッソとの苛烈な闘いの果てに、自身も患者であった緒方に訪れた「チッソは私であった」という衝撃的な啓示。漁師として不知火海と語り合い、水俣病を「文明の罪」として背負い直した先に、病とともに生きる思想が立ち上がる。水俣病が生んだ伝説的名著に、石牟礼道子による緒方評「常世の舟」を増補し、待望の文庫化。

  • 小さき者たちの

    小さき者たちの

    著者/松村圭一郎

    1,980 円(税込)

    私は日本のことを、自分たちのことを何も知らなかった。(「おわりに」より)

    水俣、天草、須恵村…故郷・熊本の暮らしの記録を初めて解く。現代の歪みの根源を映し出す、今を生きる人たち必読の生活誌。世界を動かしてきたのは、いつも、小さき者たちだった。はたらく、まじわる、くに…消されてしまっていた声を拾い、紡いだ、渾身の二一編。気鋭の人類学者の新たな代表作。

  • 言葉果つるところ

    言葉果つるところ

    著者/石牟礼道子、鶴見和子

    2,420 円(税込)

    自らの存在の根源を見据えることから、社会を、人間を、知を、自然を生涯をかけて問い続けてきた鶴見和子が、自らの生の終着点を目前に、来るべき思想への渾身の一歩を踏み出すために本当に語るべきことを存分に語り合った、珠玉の対話集。

  • みっちんの声

    みっちんの声

    著者/石牟礼道子、池澤夏樹

    2,200 円(税込)

    なつかしくて、たのしくて。作家はみっちんの声を聞くためにいくどもいくども通った。そして問わず語りに明かされる『苦海浄土』誕生秘話、その稀有な作品群のみなもと・・・。石牟礼が亡くなる直前まで、十年近い交友の軌跡が生き生きと甦る対話集。同じ作家・詩人同士の親密な語り合いの中から、池澤は石牟礼文学の真髄を浮かび上がらせる。

  • 魂の秘境から

    魂の秘境から

    著者/石牟礼道子

    858 円(税込)

    「むかしの田園では、大地と空はひとつの息でつながっていた」。現世での生きづらさ、生命の根源的な孤独。世界的文学『苦海浄土』著者 石牟礼道子さんによる、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。朝日新聞に3年にわたり連載された、著者最晩年の肉声。渡辺京二氏による追悼文「カワイソウニ」収録。

  • 妣たちの国

    妣たちの国

    著者/石牟礼道子

    1,430 円(税込)

    不治疾のゆふやけ抱けば母たちの海ねむることなくしづけし天草に生まれ不知火海に抱かれて生い立つ。実直な生活を歌う病弱な詩人は、近代の業苦と言うべき水俣の悲劇に遭い、声を奪われた人たち、動物植物等あらゆる生類、山河にざわめく祖霊と交感、怒りと祈りと幻想に満ちた「独創的な巫女文学」(鶴見和子)を結晶させる。60年に亘る石牟礼道子の軌跡を、短歌・詩・随筆で辿る精選集。

  • 十六夜橋 新版

    十六夜橋 新版

    著者/石牟礼道子

    1,100 円(税込)

    うつつとまぼろし、生と死、恋の道行き。石牟礼道子、名著復刊。南九州・不知火(しらぬい)の海辺の地「葦野」で土木事業を営む萩原家。うつつとまぼろしを行き来する当主の妻・志乃を中心に、人びとの営み、恋、自然が叙情豊かに描かれる傑作長編。作者の見事な筆致で、死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊饒な物語世界が現れる。

  • 残夢童女 石牟礼道子追悼文集

    残夢童女 石牟礼道子追悼文集

    著者/石牟礼道子資料保存会(編)

    2,750 円(税込)

    地元熊本で作家と日常をともにした仲間たちの声は、ジャンルをこえた多様な書き手たちの声と響き合い、一冊のうちに鮮やかな像をなす。それぞれが大切に抱きしめる作家の遺産を未来へ繋ぐための、石牟礼道子読本。

  • あやとりの記

    あやとりの記

    作/石牟礼道子

    825 円(税込)

    幼いみっちんが見つめる世界は、自然も、ひとも、不思議な美しさと優しさに満ちている。一本足の仙造やん、馬の萩麿、火葬場の岩殿、「あいさつのよい」ヒロム兄やん、懐にいつも犬を入れている犬の仔せっちゃん、そして祖母であるおもかさま・・・。山や海には「あのひとたち」がいて、森羅万象とつながり、交信しているかのよう。

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